井上 将太 Shota Inoue(木材流通)

「サミットとは、林業で生きていく若手が応援しあえる有機的なコミュニティ」
井上将太さん/ナイス株式会社

第1回高知、第2回東京、第3回北海道、第4回飛騨高山、第5回京都に参加


Q:サミットに参加したきっかけや目的は?

A:当時(2011年)は高知大学大学院で森林政策について学びながら、木工等をてがける地域ベンチャーで修行中でした。

そのころ、勉強や活動を通して全国各地で志を持った若手に出会ったことから、林業で生きていく覚悟を持った若者で集まり、業界団体のような組織ではない有機的なコミュニティを作りたいと思い、維新の地・高知で第1回を企画し、実行委員長を務めました。


Q:サミットに参加した感想や成果

A:サミットの価値の一つは、まず実行委員会の中でつながりができることだと思います。それまで同じ地域でも個別に活動していた人たちが、一つの企画を通してつながり、仲間になることに意味があります。

また参加者は、開催地の林業と比較することで、自分の地域を客観視することができ、より広い視野から自らの仕事や学業の方向性を考えるヒントとなります。参加者の中には、サミット会期中に起業を宣言し、それを実現した人も複数います。

若手である参加者それぞれが自分の考えやビジョンを自らの言葉で発表し、周囲がそれを応援する空気がサミットにはあります。

私自身の成果としては、私が木材流通業に就職してから、サミット開催地の企業と取引することがありますが、サミットを通してその地域の林業について知っているため、バックグラウンドを深く考えながら木材取引を行うことができています。


Q:今後サミットに期待すること

A:サミットのよさとは、形式的な組織になっていない有機的なネットワークであることです。今後開催を重ねていくことで、全国につながりをさらに増やし、そこから実際のビジネスや新規事業が生まれることを期待しています。

またサミットにはビジネス経験のない学生の参加も多いですが、学生たちが将来を深く考えるきっかけとしても、このサミットを活用してもらえたらうれしいです。


Q:あなたの林業ビジネスを教えてください

A:木材商社で、木造非住宅における木材の提案・調達・納材に携わっています。この分野での第一人者になれるよう努力していきます。

第10回若手林業ビジネスサミット2020 in 東京

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