井上 有加 Yuka Inoue(デザイン・建築)

「遠くにいても一生の同志でいられる仲間ができた」

井上有加さん/ifらぼ・井上建築


第1回高知、第2回東京、第3回北海道、第4回飛騨高山、第5回京都、第6回鳥取に参加


Q:サミットに参加したきっかけや目的は?

A:第1回の実行委員長として、企画運営にかかわりました。当時はまだ学生で、ビジネスとしての林業の実際を知らなかったことから、産地や企業を訪ねて実情を伺いたいと思いました。

また、SNSなどを通して、林業界で活躍している若手が増えていると感じていたことから、志を同じくする仲間と実際に会って語り合いたいと思ったのが、サミットを企画したきっかけです。

第1回の開催地である高知県の地域のご協力があって、スタートを切ることができました。その後、何度も継続して参加しています。


Q:サミットに参加した感想や成果

A:全国から集まった50人もの「同志」に出会える貴重な機会でした。初めて会った人、ビジネス領域が違う人でも、想いが近いのですぐに打ち解け、語ることは深夜まで尽きません。ここに集まる若手には、誰もネガティブな話をする人がいないことに驚きます。実際にサミットで出会った人と、その後のお仕事をご一緒することもできました。

また、視察を受け入れていただいた産地や企業のみなさまのお話などから、ビジネスのヒントのみならず、林業に携わる者にとって大切な心構えなど、未熟な自分の根になるべき多くを学ばせていただきました。

遠くにいても一生の同志でいられる仲間(パートナー、ライバル)ができたことが、大きな心の支えになっています。


Q:今後サミットに期待すること

A:サミットは、すぐに成果の出るビジネスマッチングにはなっていません。ここで友情をつないだ仲間が歳を取って実力をつけていくと、気が付いたら林業界が変わっている。そんな長い時間をかけて変化が起きていくことをイメージしています。


Q:あなたの林業ビジネスを教えてください

A:林業・木材業関連の企業コンサルを経験し、個人で活動しています。今後は主人の故郷に帰り、家業である建築と、所有山林での小さな林業、その他森から生み出せる新しいビジネスに、夫婦で力を合わせて取り組んでいきたいと思います。

第10回若手林業ビジネスサミット2020 in 東京

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